超音波(Ultrasonic)を用いてものの性質を調べたり(音波物性),医療や工業への応用を目指した研究(超音波工学)を行っています.超音波とは周波数が高くて人間の耳には聞こえない音です.こうもりやイルカは,光を眼で見るのではなく,超音波を耳で聞いて周りの状況を把握しています.彼らの優れた能力にはかないませんが,我々にも超音波を使って触っただけでは判断できないものの硬さ・柔かさを定量化したり,中身が見えないものの内部を探ったりすることができます.研究対象は柔らかいもの(生体試料,ゲル等)から硬いもの(金属,セラミックス)まで様々です.物理に基礎を置きながら,超音波の新しい振る舞いや利用方法を研究しています.また,光を使った超音波の可視化手法や,高感度な検出法の開発も行っています.

大学: 関西大学
学部: システム理工学部
学科: 物理・応用物理学科
場所: 第4学舎2号館研究棟別館B1
超音波キャビテーションは,様々な能力を持っていますが,そのメカニズムは未解明なことばかりです.(写真:超音波キャビテーションによる発光)

研究室のお知らせ

鬼島聖さんが学会発表で賞を受賞しました(WHAT'S NEW).

研究室配属について
物22の学生へ
3年次秋学期から,研究室単位で「基礎研究」と「演習I」が始まります.(Pick Up).

写真:ガラス円柱の振動モードの可視化


Copyright(c)2009 US-Phys. Lab. All Rights Reserved.